派遣登録で求職活動実績になるケース【エントリーだけじゃダメ】

求職活動実績
求職活動実績
  • 派遣会社のホームページでエントリーボタンを押しただけでは求職活動実績にならない。
  • 派遣の求職活動で実績になるのは、担当者(コーディネーター)と相談や話し合いをしたこと。
  • 失業認定申告書の記入では、「派遣就業相談等」を選択してその相談内容を書く。
  • 正規雇用も視野に入れている人は、転職サイトのセミナーを受講する方法で求職活動実績にできる。

派遣会社のホームページでは、紹介可能な案件が掲載されており、エントリーボタンを押してエントリーすることができます。

ただ、求職活動実績になるのは、エントリーしたあとに、担当者(コーディネーター)と相談や話し合いをした場合です。

派遣の求職活動は、何が求職活動実績になるのかちょっと分かりにくいかもしれません。もし正規雇用も視野に入れているなら、転職サイトのセミナーを受講する方法で確実に求職活動実績にできます。

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派遣のエントリーで求職活動実績

  • 派遣会社のホームページで、案件のエントリーボタンを押しただけでは求職活動実績にならない。
  • 派遣会社に登録したことは求職活動実績にならない。
  • 派遣会社に登録に行ったときにコーディネーターと面談すれば求職活動実績になる。
  • 派遣会社に登録後に、派遣会社から仕事を紹介されて、条件などを話し合った場合は求職活動実績になる。

派遣会社のホームページに掲載されている案件には、エントリーボタンを押してエントリーすることができます。

ただ、エントリーしただけでは求職活動実績にならないことに注意が必要です。

エントリーボタンを押すという単純な行動が求職活動にあたるなら、何回でも求職活動実績をつくれてしまいますね。だから、エントリーするだけでは求職活動実績にならないということです。

登録済みの派遣会社でエントリーする場合

すでに登録済みの派遣会社で、新しい案件にエントリーする場合も、エントリーボタンを押したことは求職活動実績になりません。

エントリーして、担当者(コーディネーター)から連絡をもらって何らかの相談や話し合いをすれば求職活動実績になります。

派遣は相談すれば求職活動実績

ただし、登録に際して希望条件面等について話し合う場合、具体的な派遣先の提示があり、それに答える場合など、…労働者派遣事業者との間でやりとりがあれば求職活動実績になります。

東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』

派遣で求職活動実績になる場合は、派遣会社の担当者(コーディネーターなど)と何らかの相談や話し合いをした場合です。

派遣会社のホームページでエントリーボタンを押すと、たいていは派遣会社から連絡があります。

その派遣会社に登録していない場合は、登録しに行くことになります。そのときに担当者と希望条件などについて話し合いをすれば求職活動実績になります。

登録した派遣会社から、具体的な派遣先を紹介されて話し合いをすれば求職活動実績になります。

派遣登録したことは求職活動実績にならない

☆ 以下の場合は求職活動実績になりません。

③ (中略)労働者派遣事業者の行う無料職業紹介事業への単なる登録

東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』

派遣で求職活動実績にならない場合は、相談や話し合いが行われていない場合です。

派遣会社に登録に行っただけ。…というのは求職活動実績になりません。

また、派遣会社のホームページで案件を見て、エントリーボタンを押しただけ。…というのも求職活動実績になりません。

失業認定申告書の記入例

派遣の求職活動は、失業認定申告書の「(ウ)派遣元事業主による派遣就業相談等」を選択して、その活動内容を記入します。

「派遣就業相談等」と書かれているとおり、相談や話し合いを求職活動実績として申告できることになっています。

派遣先の1社について、相談や顔合わせが行われて採用にいたりますが、1社にかかる一連の活動は1回の求職活動として数えます。

派遣の顔合わせ

失業認定申告書には、派遣の顔合わせのことを記入しても大丈夫です。

ただし、すでに相談や話し合いをしたことがある派遣先と顔合わせする場合は、まとめて1回の求職活動実績にしかなりません。

派遣の採用

失業認定申告書には、派遣で採用が決まったことを記入しても大丈夫です。

ただし、採用が決まったことが求職活動実績になるわけではありません。採用が決まったことをハローワークに報告することになります。

派遣から正規雇用を目指す人の求職活動

派遣から正規雇用(正社員)を目指す人もいると思います。

派遣でもいいけど、同時に正規雇用でも探したい。…という場合は、転職サイトを利用するのがおすすめです。

転職サイトには、求人閲覧とエージェントを併用できる総合転職サイトがあります。

もし自分だけで書類作成したり面接していくのが難しい場合は、エージェントを利用すると良いでしょう。

転職エージェントとは、求人企業から「弊社に合う人材を探してほしい」という依頼を受けて、求職者とマッチングさせるサービス。求人企業が費用を負担するため、求職者は無料で利用可能。

エージェントと言うとちょっと堅苦しい雰囲気ですが、派遣会社と同じように求人を紹介してくれる感じです。その求人が正規雇用というだけの違いです。

正規雇用を目指すならセミナーがおすすめ

転職サイトには、転職に関するセミナーを開催しているところがあります。

セミナーでは、『職務経歴書の書き方』、『面接の受け方』、『自己分析の仕方』など、転職に役立つ知識や情報を業界のプロが解説してくれます。

正規雇用(正社員)の働き方も視野に入れている人は、転職サイトに登録してセミナーを受講してみると良いでしょう。

転職サイトのセミナーを受講する方法でも、失業認定に必要な求職活動実績になります。

転職サイトのセミナーで求職活動実績にする方法【参加証明書付き】

まとめ

  • 派遣会社のホームページでエントリーボタンを押しただけでは求職活動実績にならない。
  • 派遣の求職活動で実績になるのは、担当者(コーディネーター)と相談や話し合いをしたこと。
  • 失業認定申告書の記入では、「派遣就業相談等」を選択してその相談内容を書く。
  • 正規雇用も視野に入れている人は、転職サイトのセミナーを受講する方法で求職活動実績にできる。