- 求職活動実績が職業相談のみでも失業認定してもらえる。
- 職業相談ばかり繰り返したからといって、何かペナルティをくらうことはない。
- ハローワークの紹介を辞退ばかり繰り返すと失業手当の支給が停止することがある。
求職活動実績が職業相談のみ2回でもぜんぜん問題なく失業認定してもらえます。
「職業相談すれば求職活動実績になります。」とハローワーク自体が認めています。求職活動実績のために、堂々と職業相談を利用して大丈夫です。
ただ、職業相談で紹介された仕事を辞退ばかり繰り返すと、失業手当の支給が停止することがあるので注意が必要です。
私は、仕事を紹介されるのが嫌で、職業相談を利用しなくなりました。転職サイトのセミナーを受講する方法が便利でしたよ。
この記事の内容
職業相談のみでも求職活動実績
- 求職活動実績が職業相談のみ2回でも失業認定してもらえる。
- 職業相談と同じように訓練相談も求職活動実績。
- 職業相談のみで求職活動するよりも、転職サイトを利用する方が便利。
失業認定に必要な求職活動実績は2回分ですが、その2回が職業相談のみでも大丈夫です。
一般的に知られている求職活動は、ハローワークでの職業相談です。ハローワーク側も「職業相談すれば求職活動実績になります。」と案内しているとおりです。
職業相談を利用すると、相談の終わりにスタンプを押してもらえます。
1回の相談が1回の求職活動実績です。職業相談のみの場合、スタンプが2つあれば、問題なく失業認定してもらえます。
あと、訓練相談も職業相談と同じように求職活動になります。職業訓練に興味のある人は、実績づくりも兼ねて訓練相談してみてもよいでしょう。
求職活動実績のために毎回、ハローワークで職業相談するのは気が引けるものです。職業相談のみで求職活動するより、転職サイトを利用するのもオススメです。
たとえば、転職サイトのセミナーを受講する方法も求職活動実績になります。応募とか面接をする必要がないので便利でしたよ。
ハロワの職業相談ばかり
ハローワークの職業相談ばかりで失業保険の認定をやってると、認定されなくなりますか?
職業相談ばかりしてると、認定できずにペナルティ 一か月間の停止などがあるのでしょうか?
失業認定のために、ハローワークの職業相談ばかりを繰り返すのは気が引けるものです。
「相談ばかりで、応募もしないというのは、仕事に就く意思が無い」と見られてしまうのではないか?何かペナルティがあるのではないか?
…と思ってしまう気持ちも分かります。
しかし、ハローワークで職業相談することは、ハローワーク自体が推奨しています。
「実績1回分になりますから、失業認定に来たついでに職業相談して帰ってください。」と案内しているハローワークもあるくらいです。
求職活動実績が職業相談ばかりだからといって、心配することはまったくありません。
ハロワの紹介を辞退ばかり
正当な理由がないにもかかわらず、ハローワークが紹介する職業に就くこと…(中略)を拒んだときは、その日から1か月間「基本手当」は支給されません。
東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』
ハローワークで職業相談をすると、仕事を紹介されることがあります。
その紹介を、辞退ばかり繰り返していると、失業手当の支給が停止することがあります。
求職活動実績が目的で職業相談する場合は、紹介されないように話を進めた方が良いかもしれません。
相談員が「仕事を紹介しますね。」と言ってきたときは、きっぱりと「今はまだ結構です。自分の気持ちが固まってからにしたいです。」と言って、断っても大丈夫です。
私も一度、ハローワークで仕事紹介されましたが、辞退するのに結構エネルギーがいりました。それ以来、職業相談するのは辞めて、転職サイトのセミナーを受講する方法で実績をつくることにしました。
職業相談2回で求職活動実績にするときの注意点
- 職業相談を1日で2回しても、それは1回分とみなされる。
- 職業相談のなかで紹介されると、相談と紹介の2回分になる。
- パソコン検索だけでは求職活動実績にならない。
職業相談は1日2回できない
職業相談は、同じ日に2回相談しても、1回分の求職活動にしかみられません。
これは何となく想像できるかもしれませんが、同じ日にまた相談したとしても「さっきの相談の続き」にしかならないためです。
職業相談で2回の求職活動実績にしたいなら、違う日にあらためて別の相談をする必要があります。
もし、急いで求職活動実績がほしいなら、転職サイトで求人に応募する方法を利用するしかないでしょう。
職業相談と職業紹介は2回分になる
一連の活動だが、2回以上の求職活動実績とみなす場合
(1)職業相談に引き続き職業紹介を受けた場合
東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』
職業相談のなかで仕事を紹介されることがあります。この場合は、相談と紹介で2回分の求職活動実績になります。
もし、相談員に仕事を紹介されたときは、「これって求職活動2回分になりますよね。」と確認しても大丈夫です。
『職業相談に引き続き職業紹介を受けた場合』は2回の求職活動実績とみなすと、雇用保険受給資格者のしおりに書かれているとおりです。
ただ、仕事を紹介されると、そのあと辞退するのが大変です。紹介された企業とハローワークに辞退の連絡をする必要があります。
パソコン検索や閲覧は求職活動実績にならない
ハローワークに設置してある求人パソコンで検索したり閲覧したりするだけでは、求職活動実績になりません。
10年くらい前までは、求人パソコンで検索するだけでも求職活動実績になったみたいです。
しかし、現在は、求人パソコンの利用だけでは求職活動実績にならないので注意が必要です。
そもそも仕事を見つけるのが難しい地方のハローワークでは、パソコン検索だけでも求職活動実績にしているところがあるようです。実績になるかどうかをハローワークに聞いてみると良いです。
まとめ
- 求職活動実績が職業相談のみでも失業認定してもらえる。
- 職業相談ばかり繰り返したからといって、何かペナルティをくらうことはない。
- ハローワークの紹介を辞退ばかり繰り返すと失業手当の支給が停止することがある。