- ハローワークの職業相談で怒られる人は、「真面目に転職活動する姿勢じゃない」と見られてしまっている。
- 希望条件が高すぎたり、経歴・スキルに合わない求人にこだわると、ハローワークの相談員も困る。
- 職業相談にはいろいろ不安を感じるが、真面目に転職活動している姿勢・態度であれば親身に対応してもらえる。
- ハローワークでは、求職意欲を疑われるような発言や文句、失業保険の不正にあたる内容を話してはいけない。
ハローワークの職業相談で怒られる人は、真面目に転職活動する姿勢を示せていない可能性があります。
すでに転職活動を始めていることを身なりや態度でアピールできていれば、怒られることはありません。
ハローワークの職業相談は失業認定の求職活動になるので、上手に利用するのが得策です。
求職活動実績は職業相談じゃなくても、転職サイトのセミナーを受講する方法などで実績にできます。怒られる心配もありません。
この記事の内容
ハロワ職業相談で怒られる人
ハローワークの人に怒られて長々と説教されましたが俺は間違ってますか?夜職で働いてきたが将来を考え正社員になりたい。やりたい仕事はない。夢もない。でも仕事はしたい。昼の仕事経験はないから給与や休みなど条件を選べる立場でもない、職種関係なく未経験でも可能な仕事に応募。今回は不動産、配送、ホテルマンの3社を応募をお願いしたのですが。
『あなたね!応募すればいいってものじゃない!!』と怒られた。『志望動機はどうするわけ?』『あなた髭生えてるじゃない!真面目に就活しなさい』『働く気あるの?』などなど。(後略)
ハローワークで怒られる人というのはYahoo知恵袋でも見かけます。
普通にしていればローワークで怒られることはないですが、真面目に仕事を探す姿勢・態度ではないと見られてしまうと、一生懸命な職員(相談員)に叱咤激励されることはあるでしょう。
転職活動に挑む身なりをしていない
ハローワークで職業相談するなら、転職活動を始めていく身なり(服装、髪型、清潔感など)をしている方が当然、相談員の心証も良いものです。
怒られる人は、身なりのせいで、転職活動に対する姿勢を疑われているのかもしれません。
職業相談で仕事紹介をお願いする場合は、面接に行くときと同じ身なりが望ましいです。すぐにでも面接に行けるような人なら、ハローワークも仕事を紹介しやすくなります。
私はハローワークに行くときは、いつもスーツを着て行っていました。失業認定のときもスーツを着て行くだけで、すんなり認定してもらえたような気がしました。
希望条件を高望みし過ぎている
希望条件を高望みし過ぎると、「それじゃ仕事が決まるはずない」と怒られるかもしれません。ハローワークも「紹介できる仕事は無い」と言うでしょう。
今までの給与よりも高い給与を希望するなら、それなりの経歴が必要です。残業なし、土日祝休み、年間休日120日以上など大企業並みの待遇にこだわり過ぎるのも、労働意欲を疑われます。
あまりにもブラックな会社や職場は避けるべきですが、自分の経歴に近しい待遇を希望するのが現実的です。
まずは職種や仕事内容で希望して求人票を出してもらい、その中から待遇の良し悪しを選別していくのが良いやり方だと思います。
経験・スキルが求める仕事と違い過ぎる
今までの仕事の経験やスキルには適わないような仕事や職種を希望しても、「志望理由はどうするのか?」「その勉強は始めているのか?」と怒られるかもしれません。
未経験の仕事や職種を希望するのは自由ですが、それなりの志望理由や努力の証明が必要になります。
求人票に『未経験者可』と書いてあっても、実際には即戦力や経験者が優先されるものです。
経験やスキルを活かせる仕事の求人を希望しているなら、ハローワークも求人票を出しやすくなります。
どうしても未経験の仕事をやってみたい場合は、その仕事に必要な資格やスキルの勉強を始めていることを説明できるようにしておくと良いです。
ハロワ職業相談の不安とは
- 希望と違う仕事を紹介される不安
- 相談員に叱られるかもしれない不安
- 相談で会話が続かなくなる不安
- 失業認定の求職活動が目的だと思われる不安
ハローワークの職業相談は受付で申し込めば誰でも利用できる手軽さはありますが、いざ相談となるといろいろ不安がよぎるものです。
希望と違う仕事を紹介される不安
希望と違う仕事を紹介される不安は大きいものです。もし違ったときに、断っても大丈夫なのか。険悪な雰囲気にならないか。…という不安もあります。
実際、ハローワークで求人票を出してもらったけど、なんかパッとしない求人ばっかりで困った経験は誰にでもあるものです。
希望と違う仕事を紹介されたときは、「いったん家に持ち帰って検討したい。」と伝えてやんわりと断れば大丈夫です。
相手(相談員)も一生懸命に探してくれているので、希望と違っても「ありがとうございます。」と受け流すくらいにしておくのが良いでしょう。
ハローワークの求人にはあまり期待しないでおくと不安も軽くなります。希望に合う求人を探すなら、たくさん求人が掲載されている転職サイトを利用する方法が合っていると思います。
相談員に叱られるかもしれない不安
職業相談のときに、相談員によっては一生懸命なあまり叱咤激励されることもあります。
仕事を紹介してもらいたいだけなのに、「真面目に仕事探しする気があるのか?」と叱られたり、学歴や経歴のことを言われたりすることもあるかもしれません。
転職活動をすでに始めていることを感じ取ってもらえるような姿勢・態度で職業相談すれば、親身に対応してくれるはずです。
相談員が困るのは、仕事を紹介しても真面目に応募や選考に挑んでくれるかどうかわからない人に相談されたときです。「この人なら紹介しても大丈夫。」と思ってもらえるような身なりで職業相談に行けば叱られることはないでしょう。
相談で会話が続かなくなる不安
ハローワークで職業相談すると言っても、相談員とそんなに会話が続くのか…という心配も不安につながります。実際、職業相談に行くときは気が重くなるものです。
職業相談は求職(仕事探し)に関することなら、何を話しても構いません。仕事探しのやり方を聞いたり、今までの仕事の悩みを相談したり、求人票の内容について話したりできます。
無理やり会話をするのは疲れるものです。あらかじめ、相談したいことをいくつか考えておくと良いです。
もっとも気軽なのは、求人票をプリントしておいて、その求人票の内容についてあれこれ聞くことです。
失業認定の求職活動が目的だと思われる不安
ハローワークで職業相談すれば、失業認定の求職活動になります。1回の相談が1回の求職活動にあたります。
「失業保険をもらいたいがために職業相談に来たんでしょ。」と思われたら…と不安になる気持ちはわかります。
でも、職業相談が求職活動になることはハローワーク側が言っていることなので、堂々と職業相談して求職活動しても大丈夫です。
ハロワで言ってはいけないこと
- 求職意欲を疑われる発言
- 求人や相談員に対する文句
- 失業保険の不正にあたる内容
ハローワークで言ってはいけないこと、言わない方がいいことがあります。
ハローワークの職員や相談員に悪い印象を持たれると、ハローワークを利用しづらくなることもあります。
失業保険をもらっている時期はハローワークを何度も利用することになるため、発言や態度には気を付けるようにするのが利用者のマナーです。
求職意欲を疑われる発言
「いますぐに働く気はない」「仕事を紹介されても応募するかわからない」など、求職者としての意欲を疑われるような発言はすべきではありません。
失業保険をもらっている間は、たしかに少しゆっくりしたい気持ちになるものです。
でも、その気持ちは自分の中にしまっておいて、ハローワークでは真面目に仕事探ししている姿勢を見せるのが大人の対応と言えます。
求人や相談員に対する文句
求人や相談員に対して「紹介された仕事がぜんぜん希望と違う」と文句を言ったりするのは心証を悪くします。
相談員が希望と違う求人票を出してきたのは、自分が適切に伝えられていないから。いま希望に適う求人が出ていないから。…かもしれません。
相談員も人なので、相性もあります。お互いに気分が悪くならないように会話を続けるのも、社会人に必要な対人スキルです。
失業保険の不正にあたる内容
失業保険の不正にあたることは、ハローワークで言ってはいけません。
失業保険をもらいながら、若干のアルバイトをすることは認められています。ただ、週に何日も長時間で働くことは、失業保険の不正にあたります。
病気・ケガ、妊娠などですぐに働けない状態にありながら失業保険を受給してしまっている場合、そのことをハローワークで言うと給付が停止になります。
これらの不正にあたる行為は、『ハローワークで言わない方がいいこと』というよりも、そもそも『やってはいけないこと』にあたります。
まとめ
- ハローワークの職業相談で怒られる人は、「真面目に転職活動する姿勢じゃない」と見られてしまっている。
- 希望条件が高すぎたり、経歴・スキルに合わない求人にこだわると、ハローワークの相談員も困る。
- 職業相談にはいろいろ不安を感じるが、真面目に転職活動している姿勢・態度であれば親身に対応してもらえる。
- ハローワークでは、求職意欲を疑われるような発言や文句、失業保険の不正にあたる内容を話してはいけない。